山陰・松江の歴史、文化と共に時代を歩んできた老舗茶商【中村茶舗】。日本茶の魅力を世界に広めるべく奮闘する中村代表の想いとは?
番組公開日:2012年05月24日
プロフィール
- 代表者名
- 中村寿男 (代表)
- 生年月日
- 1954年2月6日
- 出身地
- 島根県松江市
- 出身大学
- 麗澤大学(千葉県柏市)
- 趣味
- 旅行・ジャズ・コンピューター・プラモデル
- 休日の過ごし方
- 比較的のんびりと自分の趣味を楽しむ
- 過去に経験したスポーツ
- 基本的にオタクなので、せいぜいジャズのSAXを吹くこと。
- 座右の銘
- 真味只是淡
真味は 只だ これ淡なり(しんみは ただこれ たんなり)
濃い酒や脂のよくのった肉、辛すぎるもの、甘すぎるものは、本物の美味しさではない。本物の味は淡白なものである。同様に、人並みなずれた天才は道を修める人間ではなく、道を修める人間は平凡な人間である。
つまり、無事是貴人ということ。
言い換えれば、活人は無欲に徹した道を淡々と歩みなさいということ。だそうです!
- 代表就任以前の職種
- 1979年から中村茶舗に務め、1981年3月に役員に就任
この社長を推薦している社長
会 社 情 報
- 会社名
- 有限会社中村茶舗
- 代表
- 中村 寿男(代表)
- 所在地
-
〒690-0064
島根県松江市天神町6
- 設立
- 1949年6月14日
- 創業
- 1884年12月
- 資本金
- 720万円
- 前期の年商
- 4億3000万円
- 従業員数
- 28名
- 従業員の平均年齢
- 39.5歳
- 業種
- その他専門店・小売 / 食品 / 通信販売・ネット販売
- キーワード
- 日本茶 / 茶道具 / 蕎麦 / 蔵枯し / 一の白
- 事業内容
- 弊社は、明治17年(1884)初代中村末吉が、宇治の茶問屋中村藤吉本店から分家し、松江の地に茶商を開業したのが始まりです。今年で 128年になります。
私の曽祖父にあたる中村末吉は、全国的にも闘茶(とうちゃ;お茶の味を利き分ける技術)でその名が知られており、また、抹茶を効率よく大量に挽くための日本初の電動石臼を作った発明家でもありました。
この伝統を引き継ぎ、弊社は、自然の恵みを生かした「お茶づくり」と、創業以来の誠実一筋の老舗の味と香りを大切に守り、今日まで山陰・松江の歴史、文化と共に時代を歩んで参りました。
わたくし中村寿男(なかむらひさお)は、平成14年3月1日に中村茶舗の第4代目社長として就任いたしました。百二十余年の伝統の重みをしっかりと受け継ぎ、平成17年5月2日にはISO9001:2000の認証を取得し、会社自体の品質向上にも努めるとともに、食品としての新しいお茶のあり方も 国内外に 販売網を広げながら、追求していきたいと思っております。
弊社には 松江の茶文化を特に普及された松江藩7代目藩主「松平治郷(まつだいらはるさと)」こと不昧公(ふまいこう)の直筆の掛け軸が 弊社の家宝としてあり、その中に書かれている茶銘「中之白(なかのしろ;抹茶)」を看板商品に 日本茶 特に抹茶、日本茶関連商品、各流派の茶道具、茶そば、茶そうめん、日本茶をアレンジしたスイーツ、そして 日本の文化を初めて世界発信した外国人であり、地元松江をこよなく愛した「ラフカディオ・ハーン」こと「小泉八雲(こいずみやくも)」の愛飲したコーヒーの再現「ラフカディオ・コーヒー」等を 現在、商品としてあつかっていいます。
また 弊社は 数年前から 海外にも 積極的に展開、2007年からは タイに「CHAHO」という日本茶ショップを タイ人とのコラボで 現在、7店舗ほど出店しました。この展開のコンセプトは 日本茶文化、店舗展開と共に 日本茶の文化も教える教室も 初めたことから、これが タイ政府の皆さんの目に留まり、2009年には タイ王室ソワンサワリ王妃に お茶を差し上げる栄誉にもあずかりました。
弊社は、事業を通して これからも日本茶の更なる普及と茶文化の伝統を広め、世界、日本そして山陰の発展にお役に立てるよう努めてきます。
- 企業理念/こだわり/他社との違い
- Ⅰ.経営理念
一、心の底からおいしいと感動するお茶
一、日本の伝統文化を継承するお茶
一、お客様の健康を守るお茶
を科学・化学・医学的にも追及するお茶の総合食品メーカーをめざします。
社是
一、私たちは、お客様にお茶の文化伝統・価値を伝えていきます。
一、地域社会に貢献するオンリーワン企業を目指します。
一、仕入先よし、社員よし、顧客よし、の「三方よし経営」を推進します。
- 特徴的な制度/社風
- 弊社に入ると、自然と日本文化の中の日本茶文化を勉強していくことができます。あるとき、ふとして忘れていた懐かしき日本文化の趣を感じ取ることができます。なぜならば日本茶の世界には 日本文化の基本的なものがたくさん残っています。そして、海外に出てみると、日本人としてのアイデンティティが 自然に 身についていることに気がつくはずです。
- 今後の事業展開/ビジョン
- 現在、タイでもタイ人とのコラボレーションで「CHAHO」を7店舗展開しています。この経験から(海外でも日本でも)新しい日本茶の展開が出来ることを弊社は体験しました。と同時に、私たちは 改めて日本文化の中の日本茶文化の奥深さと誇りを感じました。益々日本茶業として、日本人として、日本茶の素晴らしさを 国内外に 伝えて行ける企業です。
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